単身者や共働きの家庭では、自宅まで洗濯物を集配してくれる「宅配クリーニング」を利用する人が増えている。
当日仕上げ、深夜営業など時間帯の融通がきくことが人気の要因。
インターネットで集配依頼ができるなど利便性が高まったことで需要が増えている。
一方クリーニング自体の需要は減少。家庭用洗濯機の機能向上や洗剤の品質が高まったことで、自宅洗い派が増えたことが原因。またクールビスが浸透してきたことにで「ワイシャツ」「スーツ」をクリーニングに出す頻度が下がったことも関係している。
クリーニング業者は高齢化や後継者不足、若年従業員の確保の困難さなど労働力に問題を抱えているところが多いことから、宅配クリーニングを始める業者が増えているというのが現状。(日本産業新聞)(R.T)