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朝型ライフスタイル

朝の時間を自分のスキルアップやエクササイズに活用する女性が増えている。背景には、仕事の残業などが増え男性並みに多忙となり、夜の自由時間が減少しているいう職場環境が影響していると考えられる。朝という時間を切り口とした商品や、出勤前の女性をターゲットした早朝のヨガ、ヴォイストレーニングなどのプログラムの人気が高まっている。
早寝早起きをすることで、本来人間が持つ生活リズムに近づき健康維持にも役立つ。朝型のライフスタイルが定着してくるならば、今後も朝型商品やプログラムが登場すると思われる。（参考：日経MJ新聞）(R.T)

ゆとり学習の効果は？

文部科学省がまとめた06年度の教育課程編成・実施状況調査によると、大半の学校で学習指導要領で定められた標準的な事業時間数を超える授業をおこなっていることが判明した。小中学校の学力低下を招いた原因からの脱却、つまり「脱ゆとり教育」に基づく07年の学習指導要領改訂を受けたもので、「授業時間の増加」「教科ごとの到達目標の設定」の２つが具体的方針として打ち出されたものである。
　■小学６年生の標準的な授業時間（＝年間945時間）で実施している学校は、わずか5.6％
　■中学３年生の標準的な授業時間（＝年間980時間）で実施している学校は、13.7％
と、多くの学校では地域の要請などに基づいて、すでに授業時間の上積みを進めている。（日経新聞ほか）（K.Y）

浴室がサウナに？

日々の生活や仕事で疲れた心身を癒そうと、自宅の浴室を改装し「ミストサウナ」などの機器を設置する消費者が増えている。ミストサウナは、お風呂の天井や壁に設置した設備から霧状の蒸気を噴出す。湿度は100%に近く、室温は約40℃前後となる。自宅でサウナ気分を楽しみたい人や日頃運動不足の人が健康管理の一環として購入しているケースもある。高温で乾燥しているドライサウナに比べると、肌や髪への刺激が少なく、血行促進効果も高い。また、高い発汗作用があり、身体を芯から温め、新陳代謝を活発にすることで、リラックス効果や快適睡眠効果なども期待できるということから需要が高まっているといえる。（参考：日本経済新聞）(R.T)

食品スーパーの出店形態が多様化

食品スーパーがタワー型など高層マンションの下層部分への新規出店を大幅に増やしている。大都市の地価が上昇しており、新規出店する際の物件確保が困難となっていることが背景とされている。建物を高度利用することから、単独での出店に比べコストが安く済むというメリットがある。ただし、マンション内は柱が通っているので、店舗の形がいびつになるなど設計上の制約があるというのがデメリットといえる。
またマンションの開発業者は、住民の利便性を高めることで、マンション自体の付加価値を高めたいことから、スーパーの出店に積極的である。しかし、駐車場や駐輪所スペースの確保、配送トラックの搬入に伴う騒音など近隣住民への配慮が必要であることや、スーパーが撤退した場合の空きスペースの活用法などが問題になると思われる。
（参考：日本経済新聞）(R.T)

静かな家電の需要拡大

働く女性が増えたことに伴い、帰宅後に洗濯や掃除を行うケースが増加している。こういった背景から、騒音や振動が少なく運転時間も従来の製品よりも抑えた、夜間でも気兼ねなく使える家電製品（ドライヤー・掃除機・洗濯機など）が20～30代の女性を中心に需要が高まっている。マンションや集合住宅に住んでいる人ほど、使用時の音の静かさを家電製品の購入時の決め手にしている。エアコンなどの空調機器の室外機も、騒音を抑えたタイプが登場しており、静かさをＰＲした身の回りの家電製品はますます増えてくると思われる。（日本経済新聞）(R.T)

オトコも厨房

近年、料理を趣味とする男性が増えている。
男性の方が厨房機器に対するこだわりも強く、包丁などの小物だけでなく、最近はシステムキッチンに対して自分の好みを主張する。
キッチンショールームでは、女性は使い勝手などを重視するが、男性は高級車に乗る自分を想像するように自分がキッチンに立つとどう見えるかをイメージしながら選ぶ傾向が強い。
またデザインより機能を重視するのも男性の特徴。（日経流通新聞）(R.T)

暖房費節約法

暖かく保温性の高い寝具や部屋着を使用することで、エアコン・ストーブなどの暖房器具の使用を節約するという消費者が増えている。
各百貨店では羽毛布団や毛布の販売が好調となっており、また、腹巻きなども、薄手で保温性が高いことから売れ筋商品となっている。
今年は、足元から防寒することに気を使うのが特徴といえる。女性は足元の冷えに気を使う人が多いが、厚手の靴下やスリッパ、レッグウォーマーに関しては女性用の売上げは前年並みだが、男性品の売上げが前年比で５割も増えている。（日経産業新聞）（R.T)

キッチン需要

キッチンバス工業会がまとめた07年度上期（4～9月）のキッチン出荷台数は、94万1046セット前年同期に比べ2.7%減少という結果。改正建築基準法施行による建築確認の厳格化による住宅の建設工事の遅れが、キッチン需要の低迷に追い打ちをかけている。
需要が低迷しているが、近年、キッチンが持つ意味合いに変化が見られる。
オープンキッチンやアイランド型キッチンといった、開放感や臨場感あふれるキッチンにすることにより、家族間のコミュニケーションをとりやすくする「憩いの場」として重視する傾向が強くなっている。（日本工業新聞）(R.T)

やわらかな食感

軽食やおやつに、せんべいやおかきを食べる人が増えている。
人気は、醤油に浸した「しっとりタイプ」や口当たりが「ふんわりと軽いタイプ」、唾液で溶ける「離乳食タイプ」。
やわらかせんべい類の市場は直近3年間で約10倍の100億円前後に成長したそう。
シニア用として販売されていたものが、ＯＬ、中高生、子供に人気が広がったことが要因。
スーパーでも「味別」「素材別」の従来の売場から「食感別」に分けるところも出てきている。
子供に好きな食べ物を聞くと、ハンバーグやカレーライスという答えが返ってくるように、現代人は柔らかい食べ物を好む傾向が強いと言える。お菓子にまでとなると、ますます固い食べ物から疎遠になっていきそうだ。（日本経済新聞）(R.T)

「箸の使い方・マナー講座」が増加

レストランなどを格付けする「フードアナリスト」を養成する任意団体、日本フードアナリスト協会が「箸の使い方講座」を開催した。日本料理での箸の使い方やマナーの習得を通じ、「箸と日本伝統文化の継承」を広く周知する狙いがある。近年は箸の使い方やマナーを指導するセミナーが増えており、参加者も30～40代の男女が目立つなど、大人の食育への関心度が高まっているといえる。（参考：日経流通新聞ほか）(Ｎ.Ｕ)

参考　キラリ発見「こんなの見っけ・大人のしつけ箸」