食品スーパーがタワー型など高層マンションの下層部分への新規出店を大幅に増やしている。大都市の地価が上昇しており、新規出店する際の物件確保が困難となっていることが背景とされている。建物を高度利用することから、単独での出店に比べコストが安く済むというメリットがある。ただし、マンション内は柱が通っているので、店舗の形がいびつになるなど設計上の制約があるというのがデメリットといえる。
またマンションの開発業者は、住民の利便性を高めることで、マンション自体の付加価値を高めたいことから、スーパーの出店に積極的である。しかし、駐車場や駐輪所スペースの確保、配送トラックの搬入に伴う騒音など近隣住民への配慮が必要であることや、スーパーが撤退した場合の空きスペースの活用法などが問題になると思われる。
(参考:日本経済新聞)(R.T)
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