歯ぎしりの発症に男女の差はないが、年代別に見るとあごの力が弱くなる60代以降では比較的少なくなるが、幅広い年代で症例がある。歯ぎしりのメカニズムはまだ解明されていない。原因と考えられているのが、「あごの咀嚼(そしゃく)筋の極度の緊張」「仕事などのストレス」などがある。
対策としては、樹脂やゴム製のマウスピースをはめて寝る方法がある。マウスピースを作ってもらう費用は健康保険が適用されるので自己負担は4千~6千円で収まる。
歯ぎしりといえば音がすると思いがちだが、音のしない歯ぎしりもあるので注意が必要である。また、歯ぎしりは生活習慣病との関連性があるとされる歯周病を進行させる可能性もある。あごのだるさなどを感じたら、1度歯医者へいくのがよいと思われる。(参考:日本経済新聞)(R.T)