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自分の睡眠に不満を持っている、いわゆる睡眠ストレス保有者は約2000万人といわれている。このうち約500万人が睡眠薬の服用者となっている。このような動向を背景に、翌朝にすっきりした生活を送るための快眠サービスの市場が伸びている。快眠ビジネスは、会員制快眠サロン、快眠サービスを特徴としたホテル、快眠グッズ専門店、サプリメントなど、多様化している。(化学工業日報)(R.T)
産業カウンセラー440人に実施した職場のいじめ調査結果によると、実際にいじめを見たり、相談を受けるなどの事例経験があるとした回答が8割に上ったという。内容としては「パワハラ」が78%。パワハラの形態では「罵る、怒鳴る、威嚇する」が68%と多く、その実態が浮かび上がってくる。背景には学校でのいじめ問題と同様、競争社会の圧力とストレスを背景にした人間関係の不安定化を背景に、いざ起こってしまうとイジメ行為に巻き込まれたくないという周囲の心理状態も関係しているものと考えられる。(日本産業カウンセラー協会・報告、他)(M.Y)
大手小売店がPB(プライベートブランド=小売の独自開発商品)の展開を強化している。プライベートブランドとは、ナショナルブランド(NB、全国有名メーカーの開発商品)に対比されて使われる言葉。イオンは自社のPB「トップバリュ」の食品や洗剤など計24品目を10~25%値下げすると発表した。セブンイレブンは大手メーカー品よりも2割程度安いPBの食パンを発売する。原材料高騰を背景にメーカーの値上げが相次ぐなか、独自商品の展開で消費者に低価格を訴え、消費者の買い控えを抑制する狙いがある。食品スーパーなどだけではなく、その他の業態でもPBの取り組みは積極的に行われるようになった。ドン・キホーテは家電や家具を中心としたPB「bisシリーズ」を開発し、販売する。単に価格が安いというPBではなく、品質やデザインなどにもこだわったPBが多くなっているようだ。(Y.A)
日本人の死亡原因4位に挙げられる肺炎。その死亡者約95%を65歳以上の高齢者が占めている背景から、万有製薬は65歳以上の男女467人を対象にインフルエンザと肺炎に関する意識調査を実施した。最近1年間にインフルエンザワクチンを接種した人は44.3%(経験したことがある人は67.2%、接種した経験がない人でも98.7%が同ワクチンを知っており、53.7%がワクチン接種の必要性を感じている。インフルエンザにかかった高齢者は肺炎を併発することが多いが、アンケートでも「肺炎は怖い」あるいは「自分もかかるかもしれない」などと認識は高い。反面、「肺炎は予防可能な疾患」と考える人は36.8%と予防への意識は低いことから、予防対策を積極的に訴えてゆくことが必要。(日刊工業新聞)(M.Y)
情報サイト運営会社とNTTレゾナントが07年11月に1111人を対象におこなった調査結果。「かかりつけの病院や医師をもっているか」の問いに対しては、「持っている」の回答が42.4%、「持っていないが今後は欲しい」が48.6%、「欲しいと思わない」が9%。また、かかりつけ医を持つ人と持たない人では、日常生活での健康への関心の高さに差があることが分かった。かかりつけ医をもつ人で「日頃から健康に気を使った生活をしている」と回答した人は39.7%で、かかりつけ医をもたない人(27.5%)を12.2ポイント上回っていた。(日経産業新聞)(K.Y)
暖かく保温性の高い寝具や部屋着を使用することで、エアコン・ストーブなどの暖房器具の使用を節約するという消費者が増えている。各百貨店では羽毛布団や毛布の販売が好調となっており、また、腹巻きなども、薄手で保温性が高いことから売れ筋商品となっている。今年は、足元から防寒することに気を使うのが特徴といえる。女性は足元の冷えに気を使う人が多いが、厚手の靴下やスリッパ、レッグウォーマーに関しては女性用の売上げは前年並みだが、男性品の売上げが前年比で5割も増えている。(日経産業新聞)(R.T)
米ペンシルベニア州立大学ジュリーフラッドさんらの調査で1日1個のリンゴを食べると、カロリー摂取量が少なくなることがわかった。ダイエット法として期待されている。昼食前に何も食べなかった人、1個半のリンゴを食べた人、同じカロリーのリンゴソースとリンゴジュースをとった人、繊維なしのリンゴジュースだけを飲んだ人の4グループに分け、15分後にパスタを食べてもらい、その食べた量を比較した。結果、リンゴを食べた人は他の人より、カロリーの摂取量が187キロカロリー少なかった。ジュースよりも個体のリンゴの方が満足感があるのではないかとみられている。朝食を抜くと昼食のカロリー摂取が過剰となることから、それを抑制するために、朝食にリンゴを食べるのはどうだろうか。また、リンゴポリフェノールは脂肪の蓄積を抑えることも判明している。「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」という古人の知恵は正しかったということを改めて認識した。(産業ニュースほか)(R.T)
「切干大根」「干しシイタケ」「カンピョウ」などの植物性乾物。実は「うまみ」が凝縮されているばかりか、カルシウムやマグネシウム、食物繊維などのミネラル分も豊富。和食のみならず、イタリアンなどにも合い、保存性も高いことから専門家には優秀な食材と認識されている。 ・切り干し大根=カルシウム、マグネシウムの含有量は生の大根の約20倍 ・干しシイタケ=40%が食物繊維、大きめなら約6個で成人1日の摂取目標値をクリア植物性の乾物は、うまみのほかに「甘み」が豊富で、噛めば噛むほど濃縮された野菜本来のうまみが溶け出してくるとのこと。歯ごたえが強いものが多く、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、ダイエット効果がみられるほか、脳血流の上昇による脳の活性化にもつながる。(日経)(K.Y)
生命保険会社が、全国の既婚男女・約1200人を対象に実施した「夫婦の会話時間」に関する調査の結果。「夫婦の平日の会話時間が30分以下」という回答が約40%にも達しており、そのうちの1/3は「配偶者に愛情を感じていない」という。さらに妻の半数は「離婚を考えたことがあった」という。(※岐阜県の銀行では、『離婚関連資金専用』のローン商品も発売されるご時世)一方で、会話時間が「30分以上」の夫婦では、「相手に愛情を感じている」という回答が約95%だった。最も会話に乏しかったのが40代で「30分以下組」では夫の50%、妻の57%が40代だった。50代で「よく離婚を考えたことがある」と回答したのは、妻が14%、夫は3.4%だった。(読売新聞)(K.Y)
MC-FANは食品総合研究所の菊池祐二さんらが開発したものです。MC-FANにより血液中の赤血球変形能、白血球粘着能、血小板凝集能などを総合的に直接目で見ることができるようになりました。糖尿病治療などで治療薬の効果を観察するため、MC-FANの画像を利用しているお医者さんもいます。こういった利用方法は患者さんのために非常に有効です。しかし前回書いたような詐欺まがいの悪徳ビジネスでは、お客さんの血液を他の血液にすり替えたり、ある種の薬品を混ぜてドロドロに見せるといったことも行われているそうです。だいたい経験の無い素人が見てサラサラしている-ドロドロしているの判断は出来ませんから、そこにつけ込まれないように注意しなければなりません。
MC-FAN自体は立派な検査機器ですから、これを有効に使って生活習慣病の予防を始めとした色々な疾患や症状の解明に役立てていただきたいものです。(K.O)