(参考:NEWS ポストセブン )(R.T)
美容市場は毎年、新たな成分が登場しており、そのたびに女性の関心を集めている。今年は、スペインで開発された素材「アルガトリウム」に注目が集まっている。同素材は、DHA(ドコサヘキサエン酸)を高含有した「活性型DHA」と呼ばれる天然素材である。
現在はサプリメントとしての販売が主流。明治はドラッグストアなどの店頭でアルガトリウム配合の「アミノコラーゲン ボーテ ホワイト」を販売。また、ローソンもテレビ通販番組などで商品を紹介し、電話で販売を受け付けるといった新サービス「ナチュラルローソンダイレクト」の第一弾商品として、アルガトリウムを使用したサプリメント「ナチュラルオメガ3」を販売している。
アルガトリウムは、DHAという消費者にとって比較的耳に馴染みのある成分であることから、認知度が高いため、美容の流行に敏感な女性だけでなく、保守的な顧客層も獲得しやすいと言える。また、美白効果も期待されており、紫外線が強まるこれからの季節注目を集める素材であると思われる。(参考:日経流通新聞)(R.T)
プロバイオティクス ・・・ 以前にもまして、耳にするようになりました。アンチバイオティクス(anti-biotics、抗生物質)の反語として生まれた言葉です。
数年前だったか、話題になった後、沈静した感がありましたが、再び大きな動きです
最近では、ひとことで言えば、【生きて腸に届ける必要がない、(効果が変わらないか、同じ)】という概念で、バイオジェニックス(biogenics)も、認識されるようになっています。
ここ数年の間に、ビフィズス菌、乳酸菌、酵母、他の有用菌(納豆菌など)およびそれらの代謝物の研究が各分野で進み、より科学的に、その有効性が検証された形で市場提案がなされるでしょう。
(O.K.)
人体に生息する細菌の多様性は、一人ひとりの時期による違いよりも、個人差の方が大きく、身体の各部では、口内が似ている一方、腸内は大きく異なることが分かった。米コロラド大の研究チームが、健康な男女9人の身体27カ所に生息する細菌の種類を網羅的に調べ発表している。人体に生息する微生物は100兆個あると言われ、病気の原因になる悪玉のほか、消化を助けるなどして健康に貢献する善玉もいる。健康な人体の環境を解明した上で、さまざまな病気にかかった場合との違いを突き止めれば、病気の早期診断や予防に役立つという。対象者は相互に無関係で、細菌を採取したのは昨年6月と9月の計4回。部位は口内、鼻や耳の穴、頭髪、手のひら、脇の下、かかとなどで、腸内は便で調べた。細菌の種類は、こうした分析によく使われる特定の遺伝子のDNAによって分類した。その結果、生物の分類で「科」の3段階上に当たる「門(もん)」レベルで、22門の細菌が見つかったが、9割は四つの門で占められていた。最も多かったのは、ビフィズス菌などが属する放線菌門の36.6%で、続いて乳酸菌などのファーミキューテス門が34.3%、サルモネラ菌などのプロテオバクテリア門が11.9%、腸内に多いバクテロイデス門が9.5%だった。 (参考:時事通信)(M.Y)
朝晩の冷え込みで体調管理が難しいこの時期、乾燥した空気のせいでのどが「カラカラ」になる人も多いと思われる。そんな人たちの予防対策として、日本初の「のどの乾燥予報」がキャドバリー「キシリクリスタル」のWebサイトで登場した。毎日の気象情報とかわいいイラストで「のどの乾燥レベル」が確認できる「のどカラ2予報」。北里研究所病院・耳鼻咽喉科部長の橋口一弘氏の医事監修・医療指導のもと、インフルエンザや風邪が流行しやすい気象条件、大気の乾燥とのどの乾燥の相関性を示す学術論文や過去の情報を収集・分析して予報を出すというものだ。予報は、のどの乾燥対策を必要としない「セーフ」から、3つの「注意報」、1つの「警報」の5段階。日本地図上に表示され、全国9都市(札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、大阪、広島、高知、福岡)の地域ごとに毎日2回、6時と18時に更新される。風邪や大気の乾燥から、のどのケアに関心が高まる時期。インフルエンザや風邪の予防にも役立つ日本初の予報に注目が集まりそうである。(参考:東京ウォーカー)(R.T)
水素を含んだ水を飲むとパーキンソン病などの予防や治療に繋がる可能性があることを、九州大やパナソニック電工の研究グループが発見。脳の細胞の破壊が抑えられ、細胞を壊す原因とされる活性酸素も減ったことがマウスを使った実験で確認された。九大の野田・准教授らのグループは、マウスに薬を投与して、パーキンソン病患者に見られる症状と同様に脳の神経細胞を破壊させる一方、前もって水素をわずかに含んだ水を飲ませた。 その結果、水素を0.08ppm含んだ水を1週間飲ませたマウスでは、細胞死の進行が抑えられていたことを確認。薬の投与後から水を飲ませても同じ抑制効果が見られ、活性酸素の量も減っていたという。水素が細胞死を抑える仕組みはまだ明らかにされていないが、研究グループは今後、臨床試験も実施して実用化を目指すとしている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
睡眠不足がアルツハイマー病を引き起こす可能性があるとの研究結果を、米ワシントン大などの研究チームが発表している。物忘れがひどくなるアルツハイマー病は、脳内にアミロイドベータ(Aβ)という異常なたんぱく質が蓄積するのが原因と考えられている。研究チームは、遺伝子操作でアルツハイマー病にかかりやすくしたマウスの脳内を観察。Aβが起きている時に増え、睡眠中に減ることに気付いた。さらに、起きている時間が長いマウスではAβの蓄積が進むことを確認。不眠症の治療薬を与えるとAβの蓄積は大幅に減った。これについて、十分な睡眠を取ればアルツハイマーの発症が遅れるかもしれず、慢性的な睡眠障害のある人が、高齢になって発症しやすいかどうかも調べる必要があるとも捉えている。 (参考:読売新聞)(M.Y)
山田養蜂場は岡山大学と共同研究を行い、ローヤルゼリーが糖尿病予備群の初期症状を予防することを、ラットを用いた試験で明らかにしている。糖尿病予備群の人は、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなっている)という異常な状態になっており、食後の血糖値が上昇してインスリンが分泌されても、適正な血糖値に速やかに戻らない。初期段階で生活習慣を変えるなどの対処をせず、長期間放置すると、次第に膵臓が疲れてインスリンを分泌できなくなり、空腹時でも血糖値が高い状態が続いて糖尿病へと進行してしまう。また、インスリン抵抗性は進行すると肥満を伴うことから、メタボリックシンドロームの初期段階としても注意が必要とされている。 (参考:サーチナ)(M.Y)
脂肪組織の老化が進むと、血糖値を下げるインスリンの効き目が悪くなり、糖尿病を発症しやすくなることを、千葉大医学部の南野准教授らがマウス実験で解明している。日本人に多い2型糖尿病の患者でも、内臓脂肪が老化していることが判明。細胞の老化には、がん抑制遺伝子として知られる「p53」が関与しているため、p53の働きを制御する新たな糖尿病治療薬を開発できる可能性が示された。細胞は分裂を繰り返すうちに、DNAの集合体である染色体を完全には複製できず、末端部分が徐々に短くなって老化する。研究チームは、この染色体の末端部分を維持しようとする酵素が欠損したマウスを実験に使用。脂肪分が多い餌を与えると、インスリンの効き目が悪くなったが、これには脂肪組織の老化とp53の活性化が関与していた。さらに、膵臓から分泌されるインスリンが少ない2型糖尿病モデルのマウスを使い、脂肪組織でp53を働かないようにしたところ、インスリンの効き目が改善した。 (参考:時事通信)(M.Y)