運動しても生活習慣病の予防効果が上がるかどうかは、その人の持つ遺伝子によって違う可能性があることが、
信州大のスポーツ医学グループによって初めて確認された。 発表したのは信州大大学院医学系研究科の増木助教と能勢教授らのグループ。能勢教授らが中高年の生活習慣病の予防と体力強化のために「インターバル速歩」を考案した。参加者(754人)が5カ月間、週4回ずつ、最大速度の7割の速さで3分間歩き、次の3分間はゆっくり歩く運動を5回繰り返した。参加者のデータと血液を分析した結果、運動に反応する遺伝子が見つかった。体の血圧調節や糖代謝などを促すホルモンに反応する受容体の遺伝子が一部違うと、感受性が変わっていたという。
また、5カ月後の変化を分析すると、特定の遺伝子タイプを持つグループは、血圧や悪玉コレステロールなどの生活
習慣病の指標が大幅に改善した。たとえば、脳卒中の危険因子になる血圧では、拡張期血圧(下の血圧)は、平均5ミリ下がり、違うタイプのグループでは変わらなかった。太っている人ほど改善が目立ち、太っている集団では平均9ミリ減っていた。遺伝子の差の影響があったのは男性だけで、女性では見られなかった。受容体が男性より少ないためではないかという。効果が大きな遺伝子タイプの人は全体の3割いた。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
信州大のスポーツ医学グループによって初めて確認された。 発表したのは信州大大学院医学系研究科の増木助教と能勢教授らのグループ。能勢教授らが中高年の生活習慣病の予防と体力強化のために「インターバル速歩」を考案した。参加者(754人)が5カ月間、週4回ずつ、最大速度の7割の速さで3分間歩き、次の3分間はゆっくり歩く運動を5回繰り返した。参加者のデータと血液を分析した結果、運動に反応する遺伝子が見つかった。体の血圧調節や糖代謝などを促すホルモンに反応する受容体の遺伝子が一部違うと、感受性が変わっていたという。
また、5カ月後の変化を分析すると、特定の遺伝子タイプを持つグループは、血圧や悪玉コレステロールなどの生活
習慣病の指標が大幅に改善した。たとえば、脳卒中の危険因子になる血圧では、拡張期血圧(下の血圧)は、平均5ミリ下がり、違うタイプのグループでは変わらなかった。太っている人ほど改善が目立ち、太っている集団では平均9ミリ減っていた。遺伝子の差の影響があったのは男性だけで、女性では見られなかった。受容体が男性より少ないためではないかという。効果が大きな遺伝子タイプの人は全体の3割いた。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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