旬産旬消

旬の野菜を旬の時期に消費すること。地産地消をまねていう。農業関係者を中心に、この語を用いる人が増えている。注目の理由は様々で環境保護を訴える立場からは、旬産旬消が消費エネルギーの削減に削減に繋がるという。旬でない時期に農産物を提供すると、栽培時の燃料消費がかさむからである。これには地元産に拘るため余分なエネルギー消費を招く状態を防ぐ意味も込めている。
また、食文化の立場からは、食べ物に感じる季節性の復権を期待する声もある。また、食の安全や栄養の観点からの指摘もある。ただ、従来の商業的要請に反する試みでもあるため、実現は難しい。
なお、語源である地産地消には、派生語がいくつか存在する。自分で作った食べ物を自分で消費する自産自消や、地方の農産物を都市部で消費してもらう地産地消（地産外消）などの事例がある。　（参考：日経流通新聞）(R.T)