小学生の学力低下が問題となる中、国語辞書がブームになっている。辞書市場は少子化や電子辞書の普及で縮小傾向にあったが、調べた言葉に付箋を貼る「辞書引き学習」というユニークな学習法をきっかけに注目度がアップ。出版各社も、軽量化や耐久性向上など小学生向け辞書のテコ入れを図り、売り上げが倍増する辞書も出ているほど。
「辞書引き学習」を考案したのは立命館小学校・深谷助校長。この学習法は、知的好奇心を身に付けるのに役立ち、遊び感覚でやる気を引き出し、やればやるだけ自信にもつながると見解。学習法は、机の上にカバーを外した状態で辞書を置き(国語の勉強時間以外も)、引いた言葉を付箋に書いてそのページに貼る。あとは好きな言葉、気になる言葉を引いていくだけ。頑張った分だけ付箋が増え辞書は膨らみ、目に見える成果が出ると、子供たちはますます引きたくなるもの・・・と子供の好奇心を喚起させた学習法と言える。 (参考:産経新聞)(M.Y)