細胞内の脂肪を分解する新しい仕組みを日米の研究チームが発見している。たんぱく質分解のときに起きる「オートファジー」(自食作用)という仕組みが、脂肪分解にも寄与しているのが明らかにされた。肥満治療薬の開発に役立つ可能性があるという。オートファジーは、飢餓状態になった生物が、細胞内のたんぱく質を膜で包んでアミノ酸に分解し、エネルギーを得たりする仕組みとして知られる。研究チームが、マウスの肝細胞を観察したところ、飢餓状態になると、膜が現れて細胞内の脂肪を包み込み、リソソームという小器官が結合して分解するのを発見。脂肪の周りには、オートファジーに不可欠なたんぱく質が存在していた。 (参考:毎日新聞)(M.Y)
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