国民1人が年間の消費する、牛乳の消費量が低下している。牛乳生産量と人口推計から推定した1人当たりの年間牛乳消費量は2007年は28.1㍑で、ピーク時の1994年から19%落ち込んでいる。1日当たりなら77mlとなる。少子化で牛乳を飲む子供が減ってきているのが大きな要因といえる。また最近では朝食を食べない若者が増えていることや、特別保健用食品やスポーツドリンクなどの健康的な飲料への需要が高まっていることも影響していると思われる。その一方で、牛乳に他の栄養成分を加えた商品いわゆる「乳飲料」は4年連続で生産量は増えている。生産数量は牛乳の約40%弱に過ぎないが、今後も数量は増加傾向にある。牛乳の消費量の低迷は、減量となる生乳の減産を招くとも言われており、間接的にスーパーなどで家庭用のバターが品切れになる原因となっている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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