季節の変わり目には体調を崩す人や持病が悪化する人が多い。毎日の激しい気温の変化に身体がついていけなくなることで体調を崩すこととなる。本来人間の身体はいくつかのリズムを持っている。季節の変化に合わせた大きなリズムで、春の気温が上昇する時期には身体の機能が活発となり、冬の間は体温を逃がさず保持するように働いていたものが、体温を効率的に逃がすような機能に変化する。しかし、気温が大きく上下する季節の変わり目には、身体の機能が対応しきれず体調を崩してしまう。
1日単位のリズムもあり、人間の体温や血圧、内分泌系の機能は朝、昼、夜で変化している。夜から早朝にかけては身体が休まるように機能が穏やかになるが、昼は活発化し体温も上がっていく。晴れの日の気温は、起床時が最も低い時間帯で昼に高温となり夜は下がるので、身体のリズムと気温の変化が一致している。一方梅雨の季節となると、雨が降ることから、朝から気温が殆ど上がらず昼間も気温が下がることもある。つまり人間のリズムと合わないために体調を崩しやすくなるといえる。子供は体温調整機能が未発達なため、大人に比べ体調を崩しやすいが、大人も季節の変わり目にストレスが関係することで、体調を崩しやすくなることから注意が必要である。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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