9月26日日経流通新聞トップは、「日本の食料輸入に黄信号」というショッキングな見出し。
新聞各誌とも、この内容の記事を大々的に取り上げるようになってきました。
*中国の経済成長=需要増による国際価格の高騰と日本の買い負け(調達失敗)
*世界的なバイオ燃料の需要急増によるトウモロコシの急騰
*非遺伝子組み換え大豆の恒常的な不足
など、日本を巡る食料輸入事情は悪化の一途です。
石油価格の高騰で加工費も上昇しており、私たちの身近な食品が続々と値上げされている原因です。
原料費や加工費が上昇している以上、今後、値下げされる見通しはなく、生活者は生活防衛としての価格上昇時代に対応してゆかなければなりません。
エンゲル係数の考え方でゆくと、今後日本人の生活水準が相対的に低下する可能性すらあります。
「日本の食糧自給率の低さ(40%)」「地産地消(ちさんちしょう)」ということが言われて久しいですが、私たち日本人は食というものを改めて考え直さなければならない時代に来たようです。(K.Y)
※エンゲル係数
家計の消費支出に占める飲食費の%のこと。
一般にこの係数が高いほど生活水準は低いとされる。(Wikipediaより)
コメント