都内の中高年男性の53%がメタボリック・シンドロームの疑いを持つか、その予備軍であることが都の調査で明らかにされている。午後9時以降に夕食を取る成人男女の割合も全国調査の結果に比べて多く、都福祉保健局は生活習慣の改善に向けた取り組みを進める方針である。
当調査は06年11月、都が都内の51地区740人に実施した「都民健康・栄養調査」。40~74歳でメタボが強く疑われる人(腹囲が男性85㎝、女性90㎝以上で、血中脂質・血圧・血糖のうち判定基準に当てはまる項目が二つ以上ある人)は男性28%、女性7.5%おり、メタボの予備軍(同一つある人)は男性25.3%、女性5.4%だった。
また、夕食の開始時間が午後9時以降と回答した成人都民は男性29.9%、女性は17.4%に上り、全国の調査結果(男性18.9%、女性7.4%)に比べて遅い傾向が見られた。年齢別では男女とも20代の割合が最も高く、20代男性の17.9%が午後11時以降と回答されており、「メタボ≒都市病」としても象徴されそうだ。 (参考:毎日新聞)(M.Y)