インターワイヤードの調査によると、パンを食べる頻度は近畿や中四国が高く、「西高東低」の構図が浮かび上がった。総務省の家計調査(2008年)でも1ヶ月のパン支出額は東京都区部の2,091円に対し、京阪神地区は2,338円。神戸市や奈良市は2,400円を越えている。「明確な理由はわからない」(敷島製パン)が、食パンの場合、関西は厚切り、関東は薄切りが好まれる傾向が強く、名古屋はその中間という。背景には小麦粉に親しんだ食文化もあるようである。ただし「粉もん文化」の中心地、大阪は京都など周辺都市に比べパンの消費量が少ない。お好み焼きやうどんなどに勝る商品の開発が需要喚起のカギになると考えられる。 (参考:日経産業新聞)(R.T)