福岡の女性は美しくなるための費用を惜しまない…同市の財団法人・福岡アジア都市研究所の女性研究員の調査で、そんな実態が明らかにされた。おしゃれな街として雑誌などで取り上げられることの多い横浜、神戸両市と美容にかける支出や美容室などの施設数を人口比で比較したところ、福岡が圧倒していた。
きっかけは「街を歩きながらすれ違う女性たちに綺麗な人が多いこと」だ。美人の多さを示す方法として、ファッション誌の定番となっている横浜、神戸を「仮想敵国」として、データで比べた。また、試しに福岡市の女性人口10万人あたりのネイルサロンやエステティックサロン、美容室の店舗数を横浜市、神戸市と比べてみた。
その結果、ネイルサロンは横浜8.4、神戸10に対し福岡15.4。エステティックサロンは横浜33、神戸47、福岡69。美容室は横浜164、神戸206、福岡270だった。業種によって差はあったものの、いずれも福岡が圧倒的に多かった。 女性が美しく暮らすための支出として、花、下着、靴、服、化粧品などの1世帯あたりの支出額も比較したところ、福岡が年間約13万円で、横浜の11万2千円、神戸の9万2千円を上回っていた。調査結果について、店の数が多ければ競争も激しい。女性も店も切磋琢磨することで、美への関心が高くなっていると捉えられている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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