頭痛もちの人は、睡眠を取ることで痛みを治療しようと昼寝(うたた寝)をすることが多く、昼寝が非常に有効であると自己評価している。しかし、そのために正常な睡眠パターンが乱れて不眠症が発現し、頭痛が生じるという悪循環に陥るリスクがあることが、新たな研究によって示されている。実際には不眠症が頭痛を引き起こすのかその逆なのか、またはこの両者は単純に関連してだけなのかをさらに研究する必要があり、より有効な疼痛管理法の開発が、頭痛と不眠の悪循環を断ち切る最良の方法となるところから、リラクゼーション法も痛みへの対処法の一つと考えられている。 (参考:医学誌「Journal of Clinical Sleep Medicine」)(M.Y)
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