景気が良くなると「髪の毛が長くなり」、景気が悪くなると「髪の毛が短くなる」という、女性の髪形と景気の関係が、花王が長期間、定期的に実施している「女性のヘアスタイル調査」を分析することで見えてくる。
同調査ではヘアスタイルを4種類に分類している。ショート(髪の長さはアゴまで)、ミディアム(肩の鎖骨まで)、セミロング(わきの下まで)、ロング(わきの下以下)。この4分類からショート、ミディアムを「短い」、セミロング、ロングを「長い」と2分類すると、企業の大型倒産が相次いだ、1997年には、初めて短い髪の人の比率が長い人の比率を上回った。短い髪に変わって長い髪が再び優勢になり始めた年は2002年。一般的にはあまり実感がなかったが、景気拡大局面が始まった年である。
最近は景気の悪化が深刻化しているが、花王では後頭部で髪をまとめる「まとめ髪」が増えているため、短い髪が大勢を占めることはないと認識している。(参考:INSIGHT NOW)(R.T)
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