特定の2種類の遺伝子変異を持っている人は、薄毛になる確率が7倍になることが英国やスイス等の共同研究による全遺伝情報(ゲノム)の解読で明らかにされている。
研究チームはまず、スイスの研究データをもとに1,125人の白人男性のゲノムを調べ、薄毛のリスクを高めている二つの特徴的な遺伝子変異を見つけた。さらに英国、アイスランド、オランダのサンプルで1,650人の白人男性のゲノムを調べ、2種類の遺伝子変異は7人に1人が持っていることを確認。
今回調べたケースは男性ホルモン性脱毛症といわれ、生え際が後退し、頭のてっぺんが薄くなっていくタイプ。二つの遺伝子変異のうち、一つは男性ホルモンの受容体で以前から関連が指摘されていたものだったが、もう一つはこれまでは不明だったもの。
研究チームも複数の遺伝子関与の可能性を探り、早期に発見出来れば何らかのケアが出来るのでは…と期待を込めている。(参考:朝日新聞)(M.Y)
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