ヤトロファとは熱帯や亜熱帯で育つ樹木、ナンヨウアブラギリの通称である。やせた土地でも育てやすく、種子には油が豊富に含まれており、バイオ燃料として注目されている。石油依存への脱却や温暖化防止の観点から、近年ではトウモロコシなどの穀物がバイオ燃料の原料となっており、食料と燃料の双方から穀物の奪いあいが起こっている。そこで非食用としてヤトロファが注目されているのである。最近では、ヤトロファ利用の商品化を目指す動きも見られ、ベトナムなどでヤトロファを生産して、種子を輸入しようとする試みもある。(参考:日経流通新聞)(R.T)
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