健康への不安を3人に2人が感じていることが、朝日新聞社が実施した健康意識に関する全国世論調査で明らかにされた。主な理由として、働き盛りの世代では「ストレスや気力の衰え」「仕事や家事の忙しさ」、高齢者では「病気や体力低下」が挙がる。
不安を「感じている」は66%、「感じていない」は31%で、男女の差はほとんどない。「感じてい
る」は40代と70歳以上で7割台。20代でも56%がそう答え、理由として「食事や睡眠が不規則」が最も多かった。また、自身が「太っている」と思う人の場合は、「不安を感じている」が84%と特に多い。
「健康に気をつかっている」とする人は「大いに」「ある程度」を合わせて83%。健康によい食生活をしているほうだという人が62%、日ごろ運動をしているという人が34%おり、健康意識に具体的な行動がともなっている様子がうかがえる。
「心の健康」を意識しているという人は、「よく意識」「ときどき意識」を合わせて7割。心の健
康を損ねた場合、医療機関などに相談することに「抵抗ない」人は5割を超える。いまの日本が心の健康を損ねやすい社会だと思う人が約8割おり、理由としては「経済弱者を生みやすい社会だから」「人間関係が難しい社会だから」が上位であった。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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