クローン病(消化管全域に炎症や潰瘍を繰り返す病気)や機能性胃腸障害の一つとされる過敏性腸症候群とも関連性が深いとされるヨーネ菌。日本は世界断トツの対策国であるが、日本市場には月齢20ヶ月以下の米国産牛肉しか輸入されないことになっている中、子牛も感染するヨーネ菌対策では何の意味ももたない。
更にヨーネ菌は比較的耐熱性に優れ、水道水のカルキ消毒でも死滅しないとされている。市販の米国産牛肉は当然生のままゆえ、熱処理が十分でなければ体内に取り込まれる可能性も否定できないのである。実際米国での検査も肉眼レベルで確認という、何ともお粗末な確認レベルであることはそもそも食品衛生法に違反していることからも、食品安全への対策を早急に改善すべきと言えよう。(参考:週刊文春)(M.Y)
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