入浴を通じて親子の間での会話を深め、子供の能力育成の場として活用しようという提案を欲育という。東京ガスやTOTO、INAX、花王など8社で構成する「風呂文化研究会」は欲育のすすめという報告書をまとめている。家族交流の機会として、夕食に次いで入浴を重視している家庭が多くなってきている。また、同報告書では、平日に子供と入浴する父親も増えてきていることから、父親も参加しやすい子育ての場として入浴を勧めている。
入浴は親子のコミュニケーションを図る場だけでなく、勉強する場として活用しているケースが増えている。ひらがなや英語の表や絵本などを風呂場で楽しめる教材もあり、また、風呂場では気が散るモノが少ないことから、集中しやすい環境であるといえる。食育と同じように、欲育関連の商品やサービスが今後注目を集めそうである。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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