アディポネクチンとメタボリックシンドローム、あるいは生活習慣病との関係については、東京大学の門脇孝教授のグループの研究がよく紹介されています。
アディポネクチンが正常に働くには、アディポRとアディポR2という2つのタンパク質の受容体が必要であることが突き止められています。
それぞれ筋肉で脂肪を燃焼させたり、肝臓で糖を分解するインスリンの働きを助けたりする、という働きの源です。
日常の(軽い)運動や低カロリーな食生活が生活習慣病の予防になると言われているのは、生化学的に言えば、アディポネクチンが筋肉(アディポR1)や肝臓(アディポR2)で正常に働くように体内環境を整えるから、ということになります。(K.O) このシリーズ(5)まで。
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