トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が高い物質で、美容や健康によい食材として有名である。そのリコピンが、フィンランドの研究者によって、脳卒中の可能性を大幅に減らすことが判明した。フィンランドの研究者らはトマトや赤ピーマン、スイカに含まれるリコピンの研究を実施。『Neurology』誌に発表された1,031名の研究では、血流中にリコピンを多く含む人々は脳卒中になりにくいことを示したとのこと。イースタン・フィンランド大学のヨウニ・カルッピ博士は「この研究は、果物及び野菜を多く摂取する食生活は脳卒中のリスクを低減する証拠になる」と述べている。また1日に5品目の果物と野菜をとることで、大幅に脳卒中を減らすことが出来るというかつての研究を裏付けるものとされる。抗酸化物質として働くリコピンが炎症を減少させ、血液の凝固を防止するので、脳卒中を減らすことに繋がっているというのが博士の見解となっている。
(msnニュース)(R.T)
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