ウェブシステム開発のエクストーンは、生花販売大手の第一園芸と共同で、フェイスブックを通じて贈り物ができるソーシャルギフトに参入した。
両社が開発したアプリ「ハッピーフラワー」は、フェイスブック上で友達登録している人の中から、近くに誕生日を迎える人を表示し、誕生日を祝いたい人がいる場合、1口500円分で10種類前後の花から贈る花を選べるシステムになっている。フェイスブックを通じて他の知人にも簡単に参加を呼び掛けることが可能で、10口以上が集まったときに注文が成立し、注文成立後は贈る相手に自動で通知が届き、受取先や希望日を指定してもらい、第一園芸が配送する。
20代以上の女性需要を見込んでおり、来年8月までに会員登録数10万人を目指している。SNSを活用することで、SNS上における人の繋がりを生かした生花需要を開拓していく狙いで、今後は贈る前に花を写真で確認できる機能も追加するなど更なるサービスの向上も検討している。
ソーシャルギフトでは、これまでチケットを贈るものが多かったが、実際に生花を贈るというアプリが、今後どのように消費者に受け入れられていくのか、注目したい。
(参考:日経産業新聞)(R.S)