インドで日本のアニメを使ったキャラクター事業が拡大している。「巨人の星」「忍者ハットリ君」などの現地放映を機に、コクヨや日清食品がキャラクター商品を売り出す予定である。
総人口が10億人を超えるインドは、一人っ子政策を行う中国より子供の人口が多い。また、外国アニメに規制がある中国に比べ、インドには制約がほとんどなく、市場参入しやすい環境にある。現在、アニメや映画、テレビ番組などインドのコンテンツ市場は中国の半分以下の約55億ドル(約4300億円)であるが、今後の持続した成長は見込める。
尖閣諸島問題で対中関係が冷え込むなか、親日国であるインドにおけるビジネス拡大への期待は高まっており、今後、日本企業による同国市場への参入が本格化する。
(参考:日本経済新聞)(R.S)