節電が叫ばれる中、電機各社が扇風機に注力している。パナソニックは量販店ルートでの販売を5年ぶりに再開し、シャープも1万円以上の高級機を市場に投入している。両社とも薄型テレビの販売が低迷しており、夏場における扇風機の需要に期待を寄せている。
扇風機でも人気の高い機種は省エネモーターを搭載したタイプとなっている。特徴は細かく風量を調整できる点であり、店頭価格は20,000~40,000円と高目ではあるが、品切れ状態の店も出てきている。
資源エネルギー庁のまとめによると、夏場における日中(14時頃)には、在宅世帯は平均で約1,200Wの電力を消費しており、そのうちエアコンが約半分を占めている。今夏は、全国的に節電が叫ばれる中で、電力消費を少しでも抑制しようと、エアコンの使用を控え、扇風機を使用する家庭が増えるものと思われる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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