レンジやコンロで加熱した飲み物などが突然噴き上げる事故で、この3年余りに少なくとも
12人が重軽傷を負っていたことが判明された。独立行政法人・製品評価技術基盤機構の発表によると、いずれも誤使用や不注意が原因とされている。
例えば神奈川県では、電子レンジで加熱したコーヒーを飲もうとしたところ噴き上がり、重傷
を負う事故が発生。飲み物の加熱用ではないボタンを誤って押したため、加熱し過ぎた。また、滋賀県では、IHコンロで沸騰させた湯に食材を投入した直後、湯が噴き上げて重傷を負う事故があった。 同団体によると、液体が沸点を超えても沸騰しないことがあるが、その時に揺らすなど何らかの力が加わると、突然沸騰して噴き上げることがある。また、カレーやみそ汁など、とろみがある食品にかき混ぜないまま強い熱を加えると、一部に熱が集中して水分などが飛び散ることもあるという。このような事態に対し、電子レンジは加熱時間を控えめにし、コンロを使う際は火力を弱めにしたり、よくかき混ぜたりすることが大切とされている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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