水素を含んだ水を飲むとパーキンソン病などの予防や治療に繋がる可能性があることを、九州大やパナソニック電工の研究グループが発見。脳の細胞の破壊が抑えられ、細胞を壊す原因とされる活性酸素も減ったことがマウスを使った実験で確認された。
九大の野田・准教授らのグループは、マウスに薬を投与して、パーキンソン病患者に見られる症状と同様に脳の神経細胞を破壊させる一方、前もって水素をわずかに含んだ水を飲ませた。 その結果、水素を0.08ppm含んだ水を1週間飲ませたマウスでは、細胞死の進行が抑えられていたことを確認。薬の投与後から水を飲ませても同じ抑制効果が見られ、活性酸素の量も減っていたという。水素が細胞死を抑える仕組みはまだ明らかにされていないが、研究グループは今後、臨床試験も実施して実用化を目指すとしている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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