楽天的な男性ほど脳卒中や狭心症、心筋梗塞等を起こすリスクや死亡率が低い…厚生労働省が実施した約9万人規模の調査で明らかになっている。
琉球大・白井准教授と大阪大・磯教授が岩手、秋田、長野、沖縄など8県に住む40~69歳の男女8万8,175人に「自身の生活を楽しんでいるか」というアンケートを実施し、意識の高さを高・中・低の3グループに分け、約12年間にわたり循環器病との関係について調べた。期間中に循環器病を発症したのは3,523人で、うち脳卒中が2,786人、狭心症と心筋梗塞が686人だった。男性で楽しんでいる意識が「低い」グループは「高い」グループに比べ、脳卒中の発症リスクが1.28倍、狭心症や心筋梗塞の発症は1.22倍と高くなった。死亡者1,860人でも、脳卒中で1.75倍、狭心症や心筋梗塞が1.91倍だった。因みに女性は関連がみられなかった。 楽しんでいる意識が高いグループでは、週1回以上の運動習慣がある人が多く、喫煙者も少なく、健康的な生活をしている傾向が強いのが特徴である。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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