市民からの出資を募り運営する風力発電所。近年、国内での取り組みが活発化した。運営に当たり市民ファンドを設ける点が特徴。建設費用の大半を市民の出資で、残りを寄付等でまかなう。出資額は1口数万~数十万円。稼動後は電力会社に電力販売を行い、その売上げから出資額に応じた分配を行う。もちろん元本割れのリスクは伴う。
元々はドイツなどで盛んな取り組み。デンマークではこれに準じる方式で洋上発電所まで建っている。日本では2001年に北海道のNPO法人が建てたのが始まり。現在までに10基超の発電所が稼動している。多くの建設事例が東北以遠に集中する。本格普及のためには、固定価格買取制度の実施など、小規模事業を育てる政策も必要とされる。(参考:日経流通新聞)(R.T)
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