受動喫煙にさらされている人では認知症の発症リスクの高いことが新たな研究で明らかにされた。今回の研究は受動喫煙と認知症との関連を示した最大規模のもので、50歳以上の非喫煙者4,800人強のデータを収集。被験者の唾液を検査し、コチニン(ニコチンから生成する物質で、たばこの煙への曝露後約25時間、唾液中にみられる)の濃度を調べたほか、脳機能と認知力低下を評価する神経心理学的検査を実施。その結果、コチニン濃度の最も高い群は、最も低い群に比べて認知力低下リスクが44%高いことが判明。また、コチニン濃度の比較的低い群では認知力低下リスクは低かったものの、依然として有意なリスクが認められいる。 (参考:British Medical Journal)(M.Y)
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