家電が故障したら地域の「家電の町医者」に点検、修理を依頼。不要になったら中古品として流通。環境省は2009年から、家電の使い捨ての風潮を食い止めるための仕組み作りに乗り出す方針を掲げている。その狙いは家電の寿命保持と、ゴミ減量化。使用済みのテレビや冷蔵庫などは、家電リサイクル法によって回収・分解し、再資源化しているが、ドライヤーや掃除機などは決まった再資源化のルートがない。故障しても費用やメーカーに送る手間などから修理は敬遠されがちで、電器店側も新品への買い替えを勧める傾向がある。
こうした家電では、スイッチの接触不良など単純な故障が多いと環境省は判断。地域の電器店員らを気軽に点検、修理の相談ができる「家電の町医者」(リペアマイスター)として、市町村が認定する制度の検討を始めるとしている。(参考:朝日新聞)(M.Y)
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