牛のげっぷや水田などから出るメタン、窒素肥料の大量使用によって発生する一酸化二窒素など、農畜産業から出る温暖化ガスの量は世界全体の10~12%を占め、対策を取らなければ今後も急増が予測されるなどとした、気候変動枠組み条約事務局の報告書が明らかになった。
水田や畑などからは、微生物の働きで二酸化炭素の20倍超と強い温室効果を持つメタンが発生する。家畜の消化菅で発生するガスにもメタンが含まれている。また、窒素肥料の利用では二酸化炭素の約300倍の温室効果がある一酸化二窒素が発生する。肉食の増加などで排出は増える見通しとなっていることから、工業や運輸部門に比べ遅れている農業畜産関連分野への対策強化が必要とされている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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