カラオケボックス市場が縮小している。全国カラオケ事業者協会によると、2007年度の市場規模は4,270億円で、10年前と比べて35%下回っている。カラオケボックス業界は1990年代後半に転換点を迎えた。バブル経済の崩壊でビル賃料が低下し、出店余地が増えたことが要因となり市場が拡大する順調な時期だった。また、新曲や流行曲もすぐに取り込める通信カラオケや採点機能など、新しい機能が加わり、カラオケの楽しみの幅が広がったことも大きい。
しかし、出店競争が激しくなり、カラオケ料金の値下げが相次いだことや、若者の関心が携帯電話やゲーム機に移ったこと、少子化の影響で10~20代の人口が減少していることが、縮小に拍車を掛けていると考えられる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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