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糖尿病が強く疑われる成人は予備軍も含め約2,210万人と推計されることが、2007年国民健康・栄養調査で明らかにされている。06年調査より340万人(18.2%)増加し、成人の約2割に上った。同省では「運動不足や食生活の乱れで肥満が増加していることが大きな原因」と分析。糖尿病にはいくつかのタイプがあり、生活習慣が関係しているのは「2型」。国内の糖尿病の95%以上はこのタイプとされている。 (参考:時事通信)(M.Y)
わけありとは規格外の商品、わけあり商品とは生産の過程で割れた物や傷がついた物、大きさが揃っていない野菜や形が歪んでいる果物などをさす。一般的には市場に出回ることはないが、通販などでわけあり商品を安く購入出来る。型崩れしたブランド雑貨もわけあり商品として扱っている通販サイトもある。わけあり格安品の需要は、米国発の金融危機が起きた昨年秋から急増している。従来は年間数十億だった関連商品の売上が2009年には500億円前後になるとの見方も出ている。野菜など見た目が悪い規格外の商品であっても、実質価値があれば潜在需要を掘り起こせる。そこで得た利益をうまく生産に活用すれば、生産コストを抑えることもできることから、規格自体を見直すことが求められている。 (参考:日経産業新聞)(R.T)
スーパー大手が一斉にネットスーパー事業に乗り出している。西友が2000年に他社に先駆けて導入し、最近ではダイエーが2008年に参入した他、イオンなども実施店舗や地域を拡大している。消費者が生鮮食品や日用品をネットで注文すると、最短2、3時間で自宅に届くといった、外出しないで日々の買い物を済ませることができる簡便さが消費者に受け入れられている。ミネラルウォーターなど重いものを運ぶ労力がいらず、高齢者や働く女性など幅広い層の需要が期待できると思われる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
インフルエンザ治療薬のタミフルが効かないインフルエンザウイルスが、昨シーズン、欧米やアフリカなどで高い確率で見つかっていた。率は低いが日本国内でも鳥取など10県で確認された。一方、米疾病対策センター(CDC)は、今冬に米国内で流行が始まったインフルエンザが耐性ウイルスであるとして注意喚起。タミフルを大量に使う日本でも今冬、同様の流行が起きる可能性が懸念され、警戒が必要になりそうだ。タミフルは通常のインフルエンザ治療の柱であるとともに、新型インフルエンザにも有効である可能性が高いとして日本政府が2,800万人分の備蓄を進めている。しかし、タミフルに耐性を持つウイルスが増えると、通常のインフルエンザが猛威をふるう可能性があるほか、政府の新型インフルエンザ対策も見直しを迫られることになる。今回のケースでは、治療薬としてタミフルを使っていないとされる発展途上国からも耐性ウイルスが出現していることから、タミフル大量使用が原因ではなく、ウイルス自身が突然変異を起こしたとする背景より明らかにされている。 (参考:産経新聞)(M.Y)
歩行中や運動時に足首をひねるなどして靱帯を痛める足首のねんざは、気づかない内に骨折していることもあるので注意が必要である。太っている人や、平衡感覚が衰える中高年の人はひねった時に足に余分な力がかかり骨折しやすい。軽いねんざなら安静にしていれば1日程度で治る。痛みなどで歩きにくい重度のねんざでは弾性包帯や治療用のサポーターなどで固定して数週間安静にする。ただ足首がひどく腫れて痛みが治まらず、足を着いて歩けない場合は骨折の可能性があるので、レントゲン撮影で診断を受けた方が良い。ねんざの治りを良くするためには、ひねった直後に氷水で良く冷やすのが効果的といわれている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素削減の一つとして世界中で導入が進められているバイオ燃料。さまざまな種類がある中で、大阪府はバイオエタノールをガソリンに混ぜた「E3」と呼ばれる燃料の普及に力を注いでいる。E3とは、レギュラーガソリンに、バイオエタノールを3%混ぜたもの。Eは「エタノール(Ethanol)」、3は「3%」のことを表している。ガソリン使用量の3%分に相当する二酸化炭素(CO2)を削減できるほか、トウモロコシなど農作物を原料とするバイオ燃料と違い、食糧価格に影響を及ぼさないなどの利点がある。食料ではなく廃材を原料にしているのが特徴。大阪府は環境省の委託を受け、平成19年度から実証事業を開始し、現在は15カ所で販売し、21年度はさらに増える予定となっている。(参考:産経ニュース)(R.T)
ブラ男とは、ブラジャーを着ける男性を指す言葉である。最近、女装としてではなく、実用的な側面から日常の下着として、ブラジャーを着ける男性が増えているという。愛好の理由は、安心感などが得られること。ブラジャーの締め付けには男性用下着にはない感覚があり、安心感や集中力が得られるという。しかし、周囲の理解が得られにくいことから、基本的には着用を秘密にすることが多い。ブラジャーを着用する男性の存在が広く知られることになったのは、2000年代の初め頃である。雑誌記事が話題になったことや、ネット通販の普及などが背景にある。今年男性用ブラジャーを取り扱う会社が登場したことから、再び注目を集めている。(参考:日経流通新聞)(R.T)
ムードフードとは、気分を和らげる効果が期待できる食品のこと。具体的にはその成分として睡眠の質を改善し、抗ストレス作用をもつ食品成分やハーブが挙げられる。ちなみにテアニン、ギャバ、グリシンなどはおなじみである。ダイエットには様々なストレスがかかるが、この機能をもつ食品も期待されている。 (M.Y)
加湿器病は水に含まれる雑菌や微生物をそのまま噴気してしまい、肺にダメージを与えてしまう病気のことをいう。使う水は水道水でも構わないが、加湿器を購入する際は、除菌機能が搭載されている機種を使用した方が良い。また、タンクの掃除やフィルターの交換は定期的に行い、清潔さを保つことを心掛ける必要がある。フィルターで濾過もしない超音波式は、加湿器病にかかる危険性が高くなっており、製品の値段は安いがそれなりのリスクがあるといえる。(参考:ライフハッカー)(R.T)
インスリンを作るすい臓のβ細胞を増やすことに、東北大の片桐・岡教授(同)らがマウス実験で成功させている。肝臓を刺激すると、神経を通してこの刺激がすい臓に伝わり、β細胞が増加。糖尿病の新たな治療法につながる成果とみなせる。 同教授らは、遺伝子導入でマウスの肝臓に特定のたんぱく質を作らせると、肝臓が「肥満状態」になると感知。これが刺激となり、膵臓でβ細胞が増えることを発見。 刺激がどのように伝えられるのかを調べるため、肝臓と脳をつなぐ神経の働きを妨げたり、脳とすい臓をつなぐ神経を切断したりしたところ、β細胞は増えず、肝臓からすい臓に神経を通して刺激が伝わり、β細胞を増やす仕組みがあることが判明された。 また、インスリンの分泌を悪くした「糖尿病マウス」の肝臓を遺伝子導入で刺激したら、インスリン分泌が増え、治療に効果があることも確認されている。 糖尿病はインスリンの分泌が減ったり、インスリンの効きが悪くなったり、血糖値が下がりにくくなることで起こる。因みに、一般に肥満になるとインスリンの効きが悪くなる。 肝臓が肥満状態を感知し、神経を通してβ細胞を増やす仕組みが体に備わっていることが明らかにされたことで、同仕組みを利用し治療に繋げられると捉えられている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)