京都、奈良、滋賀の3府県・16の大学生協は、食品の輸送にどれだけ二酸化炭素(CO2)を出したかを示す「フードマイレージ」を学生食堂のメニューに表示する。普段の食生活を通して学生の温暖化防止対策への関心を高め、輸入ものから国内産への食材の切り替えを進めるのが狙いだ。
食品の重さ(t)に原産地からの距離(㎏)を掛け、数値が大きいほど「環境に負担をかけた食品」となり、数値を記入したカードを、値札と一緒に食堂のショーケースに表示する。例えば、メニューの一つ国内産ダイコンのおでん(1000g)ならマイレージは0.05だが、フィリピンバナナ(180g)は0.69といった具合だ。
京都市の環境NPO「地域環境デザイン研究所エコトーン」の大学生5人が、各生協の共通メニュー約400品を1週間がかりで計算。生協は、安さや味でメニューを選びがちな学生たちの意識改革を目指す取り組みとして注目される。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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