食品メーカーで組織するピザ協議会がまとめた2007年度の国内のピザ消費量額は、前年度比6%減の2063億円だった。同評議会によると消費額の内訳は食品メーカーが出荷する家庭用の冷凍ピザが約4割で、外食産業や宅配ピザ店が提供する調理済み商品が約6割。単価の高い外食産業や宅配ピザの不振が、国内市場の縮小の原因となっている。特に宅配ピザは主要顧客である子供を抱える家庭の減少や、宅配ずし宅配釜飯などとの競争激化で苦戦している。一方、家庭用の冷蔵・冷凍ピザは2007年度は前年比でほぼ横這い。内訳をみると、素材の良さを生かせる冷蔵ピザは好調だが、冷凍ピザの販売は落ちている。
ファミリーレストランをチェーン展開しているサイゼリアでは、中国製のピザ生地から有害物質メラニンが検出されたが、ピザ評議会によると、一企業の問題であることから日本で流通している他のピザ製品への不安はないとしている。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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