食欲増進や成長を促すホルモン「グレリン」を心筋梗塞発症後に投与することで死亡率が大幅に低減するとの動物実験結果を、国立循環器病センター(大阪府吹田市)の研究チームが公表している。
研究チームによると、人為的に心筋梗塞を起こしたマウスの約6時間後の生存率を比べたところ、グレリンを投与したマウスの生存率は70%以上で未投与の倍以上だった。また、投与で発症後に不整脈を起こす割合が大幅に減ることも分かった。グレリンが交感神経の異常を沈静化させることが効果に関係しているとみられると見解しており、今後の動向に注目が集まる。 (参考:時事通信)(M.Y)
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