携帯通販市場が拡大

携帯電話を利用した通信販売は、利用者が時間や場所をえらばないでショッピングできることや、通販事業者はカタログを作成する費用が削減できるなど、双方にとってメリットがある。主に使用している世代は10代～20代前半と比較的若い年齢層という携帯電話の活用に慣れている若者の利用の割合が高い。このため取り扱い品目も洋服や化粧品が多くなっている。カメラ付き端末の普及により、二次元バーコードを読み込み指定サイトに誘導することで、雑誌やテレビとの連動を強めたことも市場拡大の要因の１つといえる。携帯電話は画面が小さいなどの制約はあるが、通信技術が発達することで情報量が増加し、通信コストも低下していることから市場は拡大していくと予想される。市場拡大に関して、ネット上での決済を巡るトラブルを回避するために、安全性の向上も必要といえる。（参考：日経産業新聞）(R.T)