小麦製品の高騰などを背景に、消費者の「パン離れ」が進んでいる。日経産業地域研究所が行った調査では、回答者の4分の1が1年前より「パン食を減らした」と答えている。
回答者のうち1年前と比べ「家庭の日常の食事でパンを食べることが減った」人は25%、「増えた」のは17%となっている。この1年間にパン離れが進んでいることが分かる。パン食が減った理由としては、「以前より食べたいと思うことが減った」といった好みの変化が45%で最も多い。「割り高になった」も38%と4割に近い。特に食費増を嫌う女性ではパン食を減らす傾向が強くなっている。
一方で「ご飯回帰」の動きも見られる。健康志向の高まりや、外食よりも家庭で食事をとる人が増えていること、伝統的な和食志向の高まりなど、消費者文化が変化してきているといえる。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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