経済産業省は、洗濯機や脱水機で、回転が止まる前に手を入れたことによる重傷事故が08年に入って5件起きたと発表している。その原因として、回転を止めるブレーキの利きが悪くなることが挙げられる。
3月には東京都で、60代の女性が洗濯槽が完全に止まっていないのに気づきながら右手を中に入れ、衣類が絡まり薬指を切断した。4月には大阪府で、腕の骨が折れる事故が発生。6月には岐阜県で小学生の男児が脱水機で左腕の骨を折った。
7月には、千葉県の70代の女性が洗濯終了のブザーが鳴ったので脱水槽の中に右手を入れたところ、回転が止まっておらず、薬指を切断。8月には愛知県の女性が右手薬指を切断した。 相次ぐ事故を受け、一部・大手メーカーは「脱水中にフタを開けてから15秒以内に洗濯・脱水槽が止まらなければ、修理・点検を」という注意喚起をホームページに掲載。家電製品協会も「15秒以内」を洗濯機の修理・点検の目安の一つに挙げている。 (参考:朝日新聞)(M.Y)
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