冷凍食品メーカー各社が、国産の原材料を使った家庭用新商品の拡充に乗り出している。日本たばこ産業子会社が販売した中国製冷凍ぎょうざによる中毒事件の影響で、消費者の国産志向が強まっていることが背景にある。各社は安心感を打ち出すことで販売低迷に歯止めをかけるとしている。
また、原材料の高騰も国産原料へのシフトに影響を与えている。従来は割安で大量調達できるメリットから海外の原料を使用していたが、高騰が続けば輸送費の分だけ調達コストが縮まる可能性が高いとメーカーでは認識している。今後は安定調達先さえ確保できれば、消費者に安心感を与えられる国産品の比率が高まると思われる。(参考:日経流通新聞)(R.T)
コメント