自分の性格を「せっかち」「怒りっぽい」などと考えている日本人男性ほど、心筋梗塞になるリスクが低くなるとの調査結果を厚生労働省研究班が発表した。欧米の研究では、せっかちで怒りっぽい人ほど心筋梗塞リスクが高くなることが知られている。今回の研究はその定説を覆すもので、研究班では感情の表し方が文化によって異なることが影響しているのではないかと捉えている。
今回の研究では、せっかちで怒りっぽい人ほど、喫煙や飲酒などを好む傾向があることが確認された。しかし心筋梗塞リスクは低くなるという結果が出たことに対して、研究班では日本では怒りを表に出さないのが良いこととされ、サラリーマンなどは感情を表に出さないことが多く、自分を「のんびり・温和」と捉えている男性の中には、感情を押し殺し続け、ストレスを溜め込んでいる人が多く含まれているのではないかと分析している。(参考:日本経済新聞)(R.T)
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