米国の研究者が、過体重の成人の半分以上と肥満の男女の約3分の1は血圧やコレステロール値など心臓の健康状態の指標が正常であり、肥満と健康が両立する可能性を示す研究結果を明らかにしている。
その一方で、標準体重の米国人成人の4分の1近くに、心疾患や糖尿病の危険因子がみられたと見解。同研究は、1999~2004年にかけて実施した男女5,440人の健康診断のデータとアンケート結果に基づいて行われ、医学専門誌アーカイブス・オブ・インターナル・メディスンで発表している。
研究を監修したアルバート・アインシュタイン医科大学のJudith Wylie-Rosett氏の、「肥満についてはまだ十分に解明できていない」との見解からも、新たな捉え方として認識しておくレベルに留めるのが賢明のようだ。 (参考:ロイター通信)(M.Y)
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