家庭用除湿剤の売れ行きが好調となっている。関東甲信越地方、東海地方では平年よりも1週間ほど早く梅雨入りするなど降水量が多いことが除湿剤の販売増大に繋がっていると考えられる。年間を通して販売される商品だが、春や秋に行う衣替えの時期に防虫剤と一緒に購入する消費者が多いことから販売のピークは7~10月となっている。
商品では、3個入りのタンクタイプはかつて店頭での販売合戦が原因となり、価格が100円を切ることもありメーカーや販売店の利益を圧迫していたが、最近では160~200円と落ち着いている。しかし、原油高の影響から容器価格が上昇しているため利益性は高いとは言い難い。メーカー各社は炭入りやブーツ用といった付加価値製品を市場に投入することで利益の向上を目指している。(参考:化学工業日報)(R.T)
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