米バファロー大学のジェニファー・テンプル医師らの調査で、先天的にドーパミンの少ない人間は大食いする傾向が強いことがわかった。テンプル医師は、細胞内のドーパミンD2受容体の数が脳の活動に差を生み出す点に着目しており、ドーパミンが少ない人は食欲が旺盛となることがわかった。注意欠陥過動性障害(ADHD)治療に使われている医薬品はドーパミンに影響を与えるものであることから、これを利用してドーパミンを調整すれば減量に効果をもたらす可能性があるとしている。
調査では18-40歳の男女で、肥満である29人と肥満でない45人の食べる量を各種テストから観察している。なお、ドーパミンは交感神経節後線維や副腎髄質に含まれるホルモンの一種で、脳の深部から分泌される。(参考:MSN産経ニュースほか)(N.U)
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