うつ病やうつ状態の可能性がある人の4人に1人しか医療機関に掛かっていないことが、ファイザー社の調査で判明された(調査はうつの認識などに関する一般の人を対象としたものと、治療実態や満足度に関する患者調査の2種類。2007年2月と3月、それぞれ4,000人、1,000人を無作為抽出し実施)。
これは受診への抵抗感がいまだ根強いことが浮き彫りになった形だが、家族や友人らに相談することで、受診率は大幅に向上したとされている。調査に協力した中込和幸・鳥取大教授は「自分がうつだという判断は難しく、家族や同僚、掛かり付け医など周りの人が気付くことが重要」と見解。サポート体制の整備もより必要性が増していると言える。 (参考:ファイザー社調査)(M.Y)
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