国立がんセンターの吉田輝彦部長らは、DNAの並び方に1か所違いがあると胃がんになる危険性が約4倍高まることを研究で突き止め、発表した。この違いは、胃で働くたんぱく質の量に関連しているとみられ、胃がん発症の仕組み解明が図れるとともに、リスクの高い人が喫煙を控えるなどで予防につながると期待されている。吉田部長らは、塩基配列の個人差を約9万か所選び、胃がんの半数を占める未分化型胃腺がんの患者188人について、病気でない752人と比較した。その結果、ある1か所の違いが発がんリスクを4.2倍高めることが判明した。それによると、日本人の約6割が、リスクの高い並び方になっていることがわかった。(参考:インターネット)(N.U)
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